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カテゴリー別にするのは、自分の趣向を明確にするためである。
もしかすると、あるカテゴリーには、一つも目標が入らないということもあるかもしれない。
これは、その項目について、あなたが無関心であるということの証拠である。
有意義な人生とは、バランスのとれた人生だと、私は考える。
仕事で達成したいことは山のようにあるが、プライベートではまったく何もないという人生は決して充実したものとはいえない。
カテゴリー別にすることで、あなたが関心を持つ分野と、そうでない分野が明確になり、バランスよく人生設計を行なうことができる。
こうして完成した希望表は、いつも持ち歩いて、毎日必ず一回は目を通してみること。
一人のときは、それを声に出してみるのもいいだろう。
これをやるだけで、物事に対する姿勢は明らかに変わってくるはずだ。
いま、私は、三十歳のときに作成した希望表を見直しているが、「起床五時半、六時二十五分出勤」「通勤電車のなかで年間三十冊本を読む」は○だが、「○○万円貯金をする」「映画を年間五十本以上観る」「人材ネットワークを広げる」は×と、達成できていない項目が多数ある。
しかし、当時も落ち込むことはなかった。
なぜなら、それが当然のことだから。
私は、この希望表で立てた目標は、三割達成できれば上出来だと考えている。
つまり、七割は達成できなくて当たり前なのだ。
たったの三割というかもしれないが、これは大変な数字である。
あのマリナーズのIでさえも、四割は打てないわけだから。
だから、まずは気楽な気持ちで希望表をつくってみること。
そして三割打者を目指すことだ。
知的生産性の高い生活を送るためには、戦略的生活を送る必要がある。
そのために、必要なものがビジネスツールである。
これは、どんな職業に就いていても大切な武器といえるだろう。
そこで、仕事でいい結果を出そうと思えば、より高性能の武器を揃えるのは当然である。
私は、大学時代に探検部に所属していた。
このとき、私たち部員は、日常生活をするうえで欠かせないあるものを武器と呼んでいた。
それは何かというと、スプーンなど食器のことである。
サバイバル生活を生き抜くためには体力が求められる。
そのためには、たくさんの食料をとらなければならない。
部のキャプテンも四合飯が食べられるくらいの大食漢が選ばれていた。
私の年度は、大食漢の私がキャプテンをやった。
では、サバイバル生活において、食器という武器にもっとも求められる性能とは何か。
それは、大ききである。
大きい食器には、たくさんの食事が盛られる。
そのため、たくさんの食事をとることができる。
つまり、この時点で、大きい食器を持つ人は、小さな食器を持つ人よりも有利な立場にあるのだ。
それが、部活における私のサバイバル術だった。
ビジネスもまったく同じである。
生き抜くためには、戦う武器を手に入れなくてはならない。
しかも、いい性能の武器を手に入れなければならない。
カメラでもテープレコーダーでも、いい武器を手に入れるために苦労は必要だ。
お金を使うこともある。
しかし、そのいい性能の武器を使えば何事かを成す可能性は高まるわけである。
私たちは手帳の機能を、スケジュール、電話番号簿、住所録、ダイアリーなどと呼んでいる。
手帳の主な機能はそういう部分に集約されてはいるが、このような呼び方をしているために手帳を豊かに使いこなせないのだ。
スケジュールとは、私たちの持っている時間資源を上手に使うためのものである。
電話番号簿、住所録は友人や知人を書き連ねているのだが、それは人という資源について記していると解すべきだ。
自分の人生の経営資源である、ヒト、モノ、カネ、時間、情報…という有限な資源を最適に組み合わせながら、生活と人生を最高の状態に向けて高めていく。
これが手帳の役割だ。
手帳とは「手に入る小さな帳面」ではない。
人生を有意義に送るための大切な道具なのである。
さらに手帳は、タイムマネジメントのツールであり、セルフマネジメントのツールでもある。
あなたの行動の道標が示される手帳は、つねに確認する習慣を身につけることを勧める。
まず朝の通勤電車で行なわれねばならない。
自分は、こんな目標に向かって行動しているのだと、つねに意識することが大事である。
毎日意識していたら、それを見失うことはないはずだ。
漠然としたイメージで物事を進めても、いい結果は生まれない。
手帳を毎日眺めることで、人生において寄り道や浮気心がなくなり、夢や目標を遂行するための最短ルートを進むことができるのだ。
このとき、手帳はあなたの強力な武器となる。
自分自身が持っている武器が古ければ、負けてしまう。
つねに磨かれたピカピカの武器で戦わなければならない。
次に「打つべき手」が自然と見えてくる手帳の機能としては、先に書いたようにその人の道標が記入されることが最重要である。
逆にいえば、それさえ記されていれば、どんなまとめ方をしてもいいのだ。
人生にマニュアルがないように、当然、手帳にもマニュアルはない。
それぞれの夢や目標に合わせて、オリジナルの手帳を作成すればそれでいい。
しかし、そうはいっても、人生の道標を目的とした手帳にするために何から、手をつければいいのか、わからないという人もいるだろう。
そのような人に実践的なアドバイスとして、手帳に今日一日で自分がすべきことを書き出してみることを勧める。
このとき、緊急性や重要性などいくつかの観点から、優先順位の高いものから低いものへと順番に書き出してみることだ。
そうすると、今日これからすべきことが明確になり、さらにそこから先々の自分自身がすべきことが見えてくるだろう。
情報に対しては、つねに自分なりのキーワードを持って接することが必須だ。
なぜなら、情報とは、「自分にとって役に立つ知らせ」であるからだ。
自分だけのキーワードを持つことでそれらが格段に見つけやすくなる。
たとえば、新聞の読み方だが、朝の通勤電車で見出しを中心に流し読みをし、自分が興味のある分野、仕事に関係する分野の記事にしるしをつける。
次に会社に到着したあと、ピックアップした記事をもう一度確認して、情報の絞り込みを行なう。
また、時間に余裕があるときは、普段は飛ばし読みしている興味のない分野についても目を通すようにする。
多くの人がこういう読み方をしていることと思う。
それに加えて、必要なのが、冒頭に書いた自分のなかのキーワードの設定である。
自分が担当するクライアントや現地法人のある国、自分が専門とする仕事の分野などである。
このキーワードの設定が大幅な時間節約になる。
私は、「中国」「教育」「自動車産業」「コミュニケーション」などのキーワードを持っている。
こうしたキーワードを持って、新聞や雑誌、インターネットなどの情報ソースにあたると、たとえば、「学生のコミュニケーション能力が低下しているため、専門の講座を増やす大学が増えている」といったニュースがあれば、それを素早くキャッチできる。
キーワードを持つことで、自分が必要とする情報に対して、敏感に反応することができるようになるのだ。
いまの時代、情報の取捨選択に悩む人も多いはず。
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